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永代供養と永代使用の違いとは(お墓の豆知識③)

  お墓を販売する際に、永代供養付きとは、永代使用とは何かとよく聞かれます。紛らわしい言葉ですよね。

永代供養とは寺院や霊園がお骨を預かって永代に供養することを意味します。たとえば、寺院墓地でお墓を購入後、代が途絶えて墓守がおられなくなった場合、そのお墓に眠るお骨をお寺が供養するということになります。概ね寺院で用意してある無縁塔にお骨は移すことが多いと思います。永代使用とは、永代使用料(管理費等)を支払うことによって永代にわたって、その墓地を使用できることとなります。この場合は代が途絶えた場合、どのような対応をしてくれるか、管理者や石材店にお聞きするべきでしょう。

お墓を建てる時期(お墓の豆知識②)

  お墓を建てる時期に一定の決まりはありませんが、四十九日、百ケ日、一周忌、三回忌、お盆、春・秋のお彼岸等法要時に行うことが一般的には多いです。
お墓をいつ建てるかは時期ではなく、御先祖様への供養の気持ちで建てるのがよいでしょう。
また、お墓の豆知識①でお話ししたように、最近では生前にお墓を建てる方もおられます。
生前にお墓を建てることを寿陵(じゅりょう)と言い、大変縁起の良いことと昔からされており、家運繁栄を願って生前墓を建立されます。

しかし、注意したいのは、お墓をいざ、探して、いい場所が見つかったとしても、お墓の形、石の種類、彫刻する文字など、決めないといけないこともあります。それらが決まった後に、お墓を建てる作業に入りますが、お墓の完成までは、1か月~2か月近くかかる場合もありますので、法要などに合わせる場合は、逆算して、お墓を購入しないといけませんので、注意が必要です。

自分のお墓は自分で選ぶ時代、今、寿陵(生前建墓)が選ばれています。(お墓の豆知識①)

 

   生前にお墓を建てる、いわゆる寿陵(じゅりょう)が増えています。自分のお墓は自分で選びたい、家族に負担をかけたくない、そして寿陵(生前墓)は古来より縁起が良いとされていることがその背景にあるようです。

生きているうちにお墓を建てるのが、縁起が悪いという人がいますが、それは迷信で、何の根拠もありません。古くから「寿陵」は寿の文字があらわすように家に幸せをもたらし、長寿が約束されるといわれ、大変おめでたいお墓のことなのです。

それともう一つ、後に残った家族に経済的な負担を軽減することができます。

お墓は、相続の時に墓地代は除外することができるのも、「寿陵」を選ばれる理由なのです。

 

 

日本での寿陵(生前建墓)の歴史
寿陵はもともと中国ではじまったものですが、日本でも「日本書紀」や
「聖徳太子伝暦」のなかで、今からおよそ1300年以上前に聖徳太子が生前に
自分のお墓をつくったという記録が残っています。時代の流れから現在増加している
寿陵も、案外、本来のお墓の姿に戻っているのかもしれません。
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